2016年11月26日

こんなにも、初恋って綺麗で苦しかったんだと、思い出させてくれる「ただ、君を愛してる」

この映画は「今、会いにゆきます」の原作を書いた市川拓司さんの作品で、私は前情報の無く映画をランダムに観ていくのですが、どうも好きな原作だったり監督だったりに呼ばれてしまうようです。この映画はとにかく号泣するには持って来いな映画です。玉木宏さん演ずる瀬川誠人と宮アあおいさん演ずる里中静流(しずる)、この二人の恋愛なのか、それとも恋なのかを互いに模索して行くのだけど、如何せん誠人くんのド天然にしずるは振り回されます。静流は先天的な病気をこの世に生を受けたとき方持っていて、その病気で母も弟も無くしています。自分自身が成長をすると、病気も一緒に成長してしまうと言う、とても厄介な病気な為、大学生なのに、まるで子供の様な容姿。薬で成長を遅くしているのですが、それを誠人には打ち上げずにいます。はたまた誠人は、幼いころから脇腹に出来たアトピー?的なかゆみを伴う症状に悩まされ、その傷に塗る薬が無臭なのにも関わらず、自分が薬臭いを悩んでいるのです。出会いは大学の入学式、どうしても通る事の出来ない信号を、必死に手を上げて止まって貰おうとしている静流に出会い、誠人が渡れる信号を教えた事が出会いです。カメラが趣味な誠人は、自分だけの秘密の場所で写真を撮っていたら、そこに静流が着いてきて1人の秘密の場所が2人の秘密の場所に。静流もカメラを始める切っ掛けになるのだけど、誠人には入学してすぐに、一目惚れをした彼女が居て、既に誠人に恋をしていて、ヤキモチを焼きながらも二人を応援する静流が本当にけなげで、観ているだけのこちらの胸がキシキシ痛むほど。どうしても誠人に振り向いて欲しい静流は、自分の身体より 成長する事を選んで、投薬を止めるのです。投薬を止めたら当然、背も伸びるし、身体も女性らしくなる、綺麗になって誠人に自分を好きになってもらいたいと。そんなある日、家出をした静流を学内で見つけ、一緒に同居しようと誠人に誘われ、暗室で写真を現像していた時、静流の写真の変化に気付くのです。風景ばかりを撮っていたのに、静流の写真の被写体が人になっていたことに。嫉妬を覚えながらも良い写真だと認めた誠人は一緒に写真展に応募しようと誘います。写真を撮りに行く日を提案した日、誠人は好きな女の子とブライダルフェアに誘われていたので、NGだと断り 当日、スーツから靴まで静流に世話を焼いてもらって出掛けたはいいのですが、持病のかゆみが出てきてしまい、薬を持って出かけなかったはずなのに、スーツのポケットに薬が入っていたのです。理由は簡単、静流が気を利かせて入れてくれていたのです。同時期、静流がお昼ご飯を食べていたら、奥歯の乳歯がポロっと取れた、これは自分の成長を来す印、命がどんどん短くなるという事。喜ぶに喜べないですよね。そんな事が起きた晩、静流は我儘を言います。自分の誕生日にプレゼントが欲しいと。いつなの?と聞かれたら 明日にすると。そのプレゼントとは、誠人とのキス。それをセルフポートレットにして写真展に応募すると。約束をしたからには誠人はちゃんと守るのだけど、ド天然な誠人はその時まで気付かないんですよ、静流の成長に。あー 本当にバカ!と叫びそうになります。そして2人の秘密の場所で、カメラを前にキスをするんですが、本当に本当に美しいんですよ、思い出すだけで涙が出そうになる位。そしてド天然な誠人は気が付くんです、静流が世界の全てだと。これから2人は始まるのだと。だけどそう気づいたときには、全てが遅かった。静流は誠人の元から姿を消していたのです。1人NYに渡り、カメラマンとしてのキャリアを作り、個展を開くことになったと、数年経った誠人の元に手紙が届くのです。見に来て、偉かったね、頑張ったねと褒めてほしいと。もうここからは涙涙で、思わずえぐえぐといい年にも関わらず、涙が止まりません。男の人が流す涙をこんなにも美しいと思う事は無かったかもしれない。決してハッピーエンドではないけれど、苦しくなるほどに切なく、それでいて胸の奥に赤い光が灯るような素敵な映画です。
posted by ほりしん at 16:46| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: